車いす開発技術者
くるまいすかいはつぎじゅつしゃ
業界・職種
分類
- 大分類 : 研究・技術の職業
- 中分類 : 開発技術者
- 小分類 : 輸送用機器開発技術者(自動車を除く)
概要
車いす開発技術者は、利用者の身体的ニーズに適応した車いすの設計・試作・評価を行う技術職。
詳細説明
車いす開発技術者は、利用者の身体特性や使用環境を分析し、CADを用いた設計から試作、評価、量産設計までを担当します。耐久性試験や動的テスト、ユーザビリティテストを実施し、安全性・快適性・操作性を検証。医療従事者や製造部門、ユーザーと連携しながら法規制(医療機器法)や品質管理(ISO 13485)を遵守した製品開発を行い、軽量化やスマート機能の搭載など技術革新を推進します。
将来性
高齢化社会の進展や障がい者の自立支援ニーズの増加により、車いすをはじめとする福祉用具の開発需要は拡大が見込まれる。高機能化・軽量化やスマート機能搭載など技術革新が進むため、専門技術者の市場価値は向上すると予想される。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
設計アシスタント → 車いす開発技術者 → シニア開発技術者 → プロジェクトリーダー → 製品マネージャー → 技術部門マネージャー
必須スキル
3次元CAD / ユーザビリティテスト / 材料力学 / 構造解析 / 試作技術
推奨スキル
プログラミング(マクロ) / 人間工学 / 医療機器規制知識 / 英語論文読解 / 軽量化技術
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 利用者の身体条件や製品仕様を論理的に分析し設計に反映する必要があるため。 |
| 注意力・正確性 | 細部の精度が使用者の安全性と快適性に直結するため。 |
| 創造性・アイデア発想力 | ユーザーの多様なニーズに応じた革新的な設計を生み出すため。 |
| 数理・定量分析力 | 材料強度計算や疲労解析などの定量分析が必要なため。 |
| 問題解決力 | 利用環境や身体特性に応じた課題を解決するため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワーク・少量の試作で重労働は少ない。 |
関連資格
- 技術士(機械部門)
- 機械設計技術者試験
- 福祉用具専門相談員
別名
- 車いす設計技術者
- 車椅子エンジニア
関連職業
- リハビリテーション機器開発者
- 医療機器開発技術者
- 製品開発エンジニア