湿板写真工

しっぱんしゃしんこう

業界・職種

クリエイティブ・メディア

分類

概要

ガラスプレートにコロジオン湿板法を用いて写真撮影・現像・定着を行う専門技術職。

詳細説明

湿板写真工は19世紀に普及したコロジオン湿板法を用い、ガラスプレートへの感光、現像、定着、プリント作業を行う職種です。スタジオ内外で化学薬品を用いた暗室処理を行い、高い精度と緻密な手作業が求められます。作業には撮影技術と化学プロセスの理解が不可欠で、照明や露出時間の管理、感光液や現像液の調合など多くの工程を熟練の技でこなします。

将来性

デジタル技術全盛の中で希少技能となったが、ヴィンテージ写真やアート分野での需要が続く。ワークショップや教育機関での指導機会も見込まれる。

性格特性

忍耐力がある / 手先が器用で細かい作業が得意 / 緻密で丁寧である / 美的感覚に優れている

労働スタイル

スタジオ撮影 / ロケーション撮影 / 個人事業主

キャリアパス

見習い湿板写真工 → スタジオ写真師 → 美術写真家

必須スキル

コロジオン湿板法 / 化学薬品の調合と取り扱い / 大判カメラ操作 / 暗室現像技術

推奨スキル

デジタルスキャニング / 写真技法 / 手彩色技術 / 構図

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 化学薬品の調合や露出時間の管理で高い正確性が必要なため。
創造性・アイデア発想力 アート的構図やクリエイティブな発想が求められるため。
専門知識習得・学習意欲 撮影技術や化学プロセスを習得する学習意欲が重要なため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
数理・定量分析力 高度な数理分析を必要としないため。

別名

  • コロジオン湿板写真技師
  • 湿式コロジオン写真工

関連職業

  • カメラマン
  • 写真師
  • 写真技師

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