和楽器組立工

わがっきくみたてこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

和楽器組立工は、箏、三味線、尺八、太鼓などの伝統的な日本楽器の部品を加工・組み立て、仕上げや調整を行う職人です。

詳細説明

和楽器組立工は、木取りや竹の節取りから始まり、部品の成形、乾燥、磨き、漆塗り、金具や糸巻きの取り付けを行います。組み立て後は音合わせや調音を実施し、音色や品質を確認します。伝統的な技法を継承しつつ、近年は精密測定機器や一部機械加工を取り入れて精度を高めることもあります。師弟制度の工房で技術を習得し、細やかな手作業と高い注意力が求められる職種です。

将来性

伝統工芸の需要減少により後継者不足が課題となっていますが、文化継承や観光客向けの高付加価値製品として安定した市場があります。海外からの注目も高まり、技術継承と革新が求められています。

性格特性

好奇心や探究心がある / 忍耐力がある / 手先が器用で細かい作業が得意 / 細部に注意を払う / 美意識がある

労働スタイル

OJT研修 / フルタイム / 少人数チーム / 工房勤務 / 自営フリーランス

キャリアパス

見習い職人 → 一人前の組立工 → 工房長 → 伝統工芸士 → 独立開業

必須スキル

微調整・調音 / 手工具操作 / 接着固定 / 木材加工 / 漆塗り / 皮革処理 / 精密測定機器操作 / 金具取り付け

推奨スキル

CAD/CAM基礎 / 品質管理 / 機械加工操作 / 音響基礎知識

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 微細な部品の誤差が音質に影響するため。
問題解決力 音質や組み立ての不具合を調整で解決する必要があるため。

関連資格

  • 伝統工芸士

関連職業

  • 伝統工芸士
  • 木工職人
  • 楽器調整師
  • 皮革職人
  • 金属加工工

タグ

キーワード