超音波検査員(金属非破壊検査)
ちょうおんぱけんさいん
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品検査工(金属製品)
- 小分類 : 金属加工・溶接検査工
概要
金属部品や構造物に対して超音波を用い、内部欠陥や厚みを検査する技術職。
詳細説明
超音波検査員(金属非破壊検査)は、超音波探傷装置を用いて金属部品や構造物内部の亀裂、空洞、剥離などの欠陥を非破壊で検出・評価する職種です。検査対象に適した周波数の超音波を発信し、受信したエコー波形を解析して欠陥の位置や大きさを判断します。試料の表面準備やカップリング材の塗布、測定条件の設定、校正ブロックを用いたキャリブレーションなどの工程が重要です。品質管理部門や製造現場、サードパーティ検査会社などで活躍し、溶接部、鋳物、鍛造品など幅広い金属製品が対象となります。
将来性
製造業の品質保証や社会インフラの安全性確保に欠かせない職種で、IoTやAIを活用した検査自動化・遠隔検査技術の進展により需要は安定的に推移すると見込まれる。
性格特性
几帳面である / 好奇心や探究心がある / 責任感が強い / 集中力が高い
労働スタイル
キャリアパス
超音波検査技術者(レベル1) → 超音波検査技術者(レベル2) → 超音波検査技術者(レベル3) → 検査チームリーダー → 品質管理マネージャー
必須スキル
校正ブロック(キャリブレーション) / 波形解析 / 表面処理・カップリング手法 / 試験規格知識 / 超音波探傷試験 / 音速計算・厚み測定
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
関連資格
- JIS Z 2305
- 非破壊検査技術者認定(UTレベル2)
別名
- UT技術者
- UT検査員
- 非破壊検査員
関連職業
- 放射線検査技術者
- 浸透探傷検査技術者
- 溶接検査員
- 磁粉探傷検査技術者