保線技術者(鉄道)
ほせんぎじゅつしゃ
業界・職種
分類
- 大分類 : 研究・技術の職業
- 中分類 : 建築・土木・測量技術者
- 小分類 : 土木技術者(設計・施工管理を除く)
概要
鉄道の線路や関連構造物を点検・修繕・維持管理し、安全な列車運行を支える技術職。
詳細説明
保線技術者(鉄道)は、線路のレール、枕木、バラスト、橋梁、トンネルなどの構造物を定期的に点検・測定し、損傷や変形がないかを確認します。必要に応じて締固めやレール交換、枕木交換、溶接補修などの作業を行い、線路の幾何学的精度を維持します。チームで重機を操作したり、交通規制のもとで作業を進めるため、安全管理とコミュニケーションが重要です。また、ICTを活用した検査システムや無人点検車両の導入に対応しつつ、熟練の技術を継承します。
将来性
老朽化する鉄道インフラの保守需要が高まり、ICTや無人点検技術の導入によって効率化が進む見込み。
性格特性
体力がある / 几帳面である / 協調性がある / 臨機応変に対応できる / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
保線作業員 → 主任保線技術者 → 工務課技術主任 → 技術課長 → 鉄道会社技術管理職
必須スキル
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 気象条件や線路状態の変化に柔軟に対応する必要があるため。 |
| 注意力・正確性 | 小さな摩耗やずれが大事故につながるため、細部への注意が必須。 |
| 体力・持続力 | 長時間の屋外作業や重機操作など、体力持続力が必要。 |
| 協調性・チームワーク | 複数人で連携して作業を進めるため、協調性が求められる。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 作業手順は規定に基づき、創造性よりも標準化が重視されるため。 |
関連資格
- 2級土木施工管理技士
- 軌道管理者
別名
- 軌道保守技術者
- 鉄道保守技術者
関連職業
- 軌道検測技術者
- 鉄道車両整備技術者