火力発電装置保修員
かりょくはつでんそうちほしゅういん
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 機械整備・修理工
- 小分類 : 電気機械器具整備・修理工
概要
火力発電所において、ボイラーやタービン、発電機などの電気機械設備の点検・保守・修理を行い、安定的な発電運転を支える技術職。
詳細説明
火力発電装置保修員は、火力発電所内のボイラー、蒸気タービン、発電機、冷却装置などの主要設備を対象に、日常点検、定期保守、故障診断および修理を行う専門職です。制御システムや配管、電気回路の状態を監視し、異常兆候を早期に発見して対応します。設備更新や改良にも携わり、安全管理規程に基づく作業計画の立案・実施を担います。業務はシフト制で、屋内外や高所での作業、夜間対応を含むことが多く、チームでの連携と高い責任感が求められます。
将来性
再生可能エネルギーの導入が進む一方で、既存の火力発電所の安定運転需要は継続すると予想される。老朽化設備の更新やデジタル化・予知保全技術の導入に伴い、高度な技術を持つ保修員の需要は安定的に存在する見込み。
性格特性
協調性がある / 向上心がある / 慎重である / 責任感が強い / 迅速な状況判断ができる
労働スタイル
キャリアパス
保修員 → シニア保修員 → 主任技術員 → 保守部門マネージャ → 設備管理責任者
必須スキル
ボイラータービン保守 / 制御計測機器操作 / 図面・マニュアル読解力 / 安全管理 / 発電機運転保守
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 標準的な手順に従うため、創造性はそれほど必要ない。 |
関連資格
- ボイラー技士
- 危険物取扱者(乙種4類)
- 第三種電気主任技術者
- 第二種電気主任技術者
- 高圧ガス製造保安責任者
関連職業
- プラントメンテナンス技術者
- ボイラー技士
- 発電設備運転員