経緯儀(セオドライト)組立工

けいいぎ(セオドライト)くみたてこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

経緯儀(セオドライト)の部品を組み立て、調整・検査を行う製造専門職。光学・機械両分野の高い技術と精密な作業が求められる。

詳細説明

経緯儀組立工は、セオドライトの筐体、レンズ、歯車、水平・垂直目盛環などの部品を手作業または半自動装置で組み立てる。接着、トルク締め、光軸調整、視準機構の微調整、気泡管校正などを行い、完成後は精度検査装置で角度測定の誤差や光学像の鮮明度をチェックする。温度や湿度など環境条件下での動作試験を実施し、規定の公差範囲内にあることを確認する。品質維持のため、製造工程の改善提案や検査データの記録管理も担う。

将来性

地図作成や土木建設向け測量需要は安定しているものの、3Dレーザースキャナーなど新技術導入により従来型経緯儀の需要は減少傾向。高付加価値モデルやメンテナンス業務へのシフトで需要拡大が見込まれる。

性格特性

几帳面である / 手先が器用で細かい作業が得意 / 集中力が高い

労働スタイル

クリーンルーム / チーム制 / 工場勤務 / 日勤

キャリアパス

組立オペレーター → リーダー → 工程管理者 → 品質管理エンジニア → 製造ラインマネージャー

必須スキル

トルク管理 / 光学調整技術 / 測定器操作 / 精密機械組立技術 / 顕微鏡観察

推奨スキル

5S活動 / CAD基礎 / 品質管理手法(QC七つ道具) / 生産改善

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
分析・論理的思考力 複雑な機構の組立手順と調整方法の理解に必要。
注意力・正確性 微小な部品の位置ずれが計測誤差に直結するため。
問題解決力 組立や調整で発生する不具合の原因を特定し対策を行うため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 規定手順に従うため。

別名

  • セオドライト組立工
  • 光学機器組立工

関連職業

  • 光学検査技術者
  • 望遠鏡組立工
  • 計測機器設計技術者
  • 顕微鏡組立工

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