テレビ放送装置保守作業員
てれびほうそうそうちほしゅさぎょういん
業界・職種
分類
- 大分類 : 建設・土木・電気工事の職業
- 中分類 : 電気・通信工事の職業
- 小分類 : 電気通信設備工事作業員
概要
テレビ放送装置の保守・点検を行い、安定した放送信号の送出を支える職種。高所作業や専門機器の取り扱い、トラブル対応などが主な業務。
詳細説明
テレビ放送装置保守作業員は、テレビ放送用送信機器やアンテナ、伝送ケーブルなどの放送装置を点検・整備・修理し、送出される映像・音声信号の品質を確保する専門職です。日常点検では、各種測定器(スペクトラムアナライザ、レベルメーターなど)を用いて信号レベルや周波数特性を確認し、劣化やズレがあれば調整を行います。故障時にはトラブルシューティングを実施し、部品交換や回路修理を行います。高所作業車やクレーンを使ったアンテナ棟の作業、屋内外の機器室での設備管理、関係法令や安全基準の遵守も重要な業務です。
将来性
地上デジタル放送やIP伝送への移行に伴い、専門性の高い保守要員の需要は安定的に推移すると見込まれる。IoT化や遠隔監視技術の進展により、リモート保守スキルの重要性が増している。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
保守作業員(ジュニア) → 保守作業員(シニア) → 保守主任技術者 → 放送設備管理者 → 技術マネージャー
必須スキル
推奨スキル
IP伝送技術 / トラブルシューティング / 無線通信基礎知識 / 英語技術文書読解
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 信号異常や機器故障の原因を特定するために必要。 |
| 注意力・正確性 | 小さな不具合も放送障害につながるため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 機器の進化に合わせた知識更新が必要。 |
| 体力・持続力 | 高所作業や重機材の運搬作業があるため。 |
| 問題解決力 | トラブル発生時に迅速かつ的確な対応が求められる。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 定型的な点検や修理作業が多く、アイデア発想は比較的少ない。 |
関連資格
- 第二種電気工事士
別名
- TV送信設備保守作業員
- テレビ放送設備保守作業員
- 放送装置保守作業員
関連職業
- CATV設備工事作業員
- テレビスタジオエンジニア
- 放送技術者
- 無線通信設備工事作業員