畳裏返工

たたみうらがえしこう

業界・職種

建築・土木・設備

分類

概要

使用済みの畳表を裏返し、乾燥や補修を行って畳床を再生・延命させる職人作業です。

詳細説明

畳裏返工は、住宅や旅館の畳表を取り外さずに表面を裏返して再利用することで、畳床の寿命を延ばす専門職です。畳を持ち運び乾燥させた後、畳縁の状態を点検し、必要に応じて補修や縫製を行い、再度敷設します。作業には寸法測定、カット、圧着などの技術と、湿度管理やカビ防止の知識が求められます。

将来性

住宅のメンテナンスや旅館・古民家の和室維持需要は安定している一方、担い手の高齢化が進むため若手職人の育成が課題となります。

性格特性

体力がある / 几帳面である / 手先が器用で細かい作業が得意 / 責任感が強い

労働スタイル

中小企業 / 個人事業主 / 請負

キャリアパス

見習い職人 → 畳裏返工 → 工場責任者 → 独立・自営職人

必須スキル

乾燥保存技術 / 寸法測定・カット技術 / 畳取り外し設置技術 / 畳縁の縫製

推奨スキル

カビ・ダニ対策知識 / コミュニケーションスキル(顧客対応) / 畳表の素材・構造知識

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 畳床や表を傷めず、正確に処理する必要があるため。
体力・持続力 重い畳を持ち運び、長時間の立ち作業が続くため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
分析・論理的思考力 複雑な論理的思考はあまり必要ない。
創造性・アイデア発想力 既存の規格に沿った作業が中心で発想力はあまり求められない。
数理・定量分析力 数量計算や高度な定量分析はあまり必要ない。

関連資格

  • 内装仕上げ施工技能士

別名

  • 畳裏返し工
  • 裏返し職人

関連職業

  • 畳張付工
  • 畳敷工
  • 畳表替工
  • 畳製作工

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