房ひも製作工
ふさひもせいさくこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品・食料品等を除く）
- 小分類 : 紡織製品・衣服・繊維製品製造工
概要
寺社装飾やインテリア、舞台衣装などに用いられる房ひもを手作業や機械を用いて製作する職種。
詳細説明
房ひも製作工は、寺社仏閣の装飾やインテリア、舞台衣装などに用いる装飾紐（房ひも）を製造する職種である。主な作業工程は、原糸の選定、撚糸機や手作業による撚糸、組紐機を用いた編み組み、染色・色合わせ、房付け、仕上げ検品など。伝統的な技法と機械加工を組み合わせ、高い品質とデザイン性を追求する。受注生産が多く、注文ごとに色や寸法、模様の指定に対応。細かな作業が多く、器具の保守点検や材料管理も行う。近年はインテリア装飾やファッション分野での需要も増加しているが、熟練技術の継承が課題となっている。
将来性
伝統工芸品や高級インテリア向けの需要は安定しているが、大量生産品の機械化により従事者は減少傾向。技術継承と高付加価値化が課題となっている。
性格特性
几帳面である / 手先が器用で細かい作業が得意 / 色彩感覚に優れている / 集中力が高い
労働スタイル
キャリアパス
アシスタント職人 → 房ひも製作者 → 主任職人 → 工房長 → 独立・起業
必須スキル
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 基本的な寸法管理は必要だが、高度な数理分析は不要。 |
関連職業
- 染色工
- 組紐製造工
- 織物工