刀かじ

業界・職種

分類

概要

日本刀など金属製の刀剣を鍛造から仕上げまで一貫して制作・修理する伝統工芸職人。

詳細説明

刀かじは、刀の原料となる玉鋼を火造りで鍛え、刃文を形成した後に焼き入れや研ぎを施して日本刀を製作・修理する職業です。数百年にわたり受け継がれてきた金属加工技術を駆使し、厳密な温度管理と打鍛を繰り返して強靭かつ美しい刀身を作り上げます。作業には高い集中力と体力が求められ、研ぎ師など他の職人と分業する場合もありますが、刀かじ自身が一連の主要工程を担うことが多いです。

将来性

後継者不足が深刻な一方、伝統工芸振興策や海外からの需要増により注目されている。

性格特性

好奇心や探究心がある / 忍耐力がある / 集中力が高い

労働スタイル

個人経営 / 受注生産 / 展示会出展 / 工房勤務

キャリアパス

見習い刀鍛冶 → 一人前刀鍛冶 → 師匠 → 工房主 → 伝統工芸士

必須スキル

焼き入れ・焼き戻し技術 / 研ぎ仕上げ技術 / 金属学基礎知識 / 鍛造技術

推奨スキル

伝統工芸の歴史知識 / 図面作成 / 彫金技術 / 金属分析

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
注意力・正確性	微細な温度差や打鍛が結果に直結するため。
専門知識習得・学習意欲	長年の経験と先人の技を学び続ける必要があるため。
体力・持続力	長時間の鍛造作業で高い体力が求められるため。

適性（苦手でも可）

項目	説明
数理・定量分析力	厳密な計算というより勘と経験が重視されるため。
協調性・チームワーク	主に個人作業が多く、チームでの協働は限定的。

別名

刀匠
日本刀鍛冶

キーワード

刃文地金作り焼き入れ研ぎ鍛造