開閉機器検査工

かいへいききけんさこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

配電盤や開閉機器の絶縁性や導通性、動作特性などを各種試験器具で検査し、安全性と信頼性を確保する専門職。

詳細説明

開閉機器検査工は、配電盤や遮断器などの開閉機器に対して、絶縁抵抗試験、耐電圧試験、接点抵抗測定、部分放電試験、動作試験などを実施し、機器の性能と安全性を評価します。試験結果を記録し、基準値との比較や異常検出を行い、必要に応じて調整や修理の手配を行います。作業にはメガーや耐電圧試験器、マイクロオーム計、部分放電測定装置などの専用機器を使用し、高電圧下での安全対策と作業手順の厳守が求められます。現場は工場や発電所、変電所など多岐にわたり、定期点検や故障対応、更新工事に伴う検査などを担当します。

将来性

老朽化したインフラ設備の更新や予知保全技術の導入に伴い、安定的な需要が見込まれる。IoTやAIを活用した検査・診断分野への技術適応が今後の鍵となる。

性格特性

几帳面である / 慎重である / 観察力が鋭い / 責任感が強い

労働スタイル

兼務 / 定期点検 / 工場勤務 / 現場作業 / 設備管理

キャリアパス

検査員(アシスタント) → 開閉機器検査工 → 検査リーダー → 品質管理担当 → 電気保全エンジニア → メンテナンスマネージャー

必須スキル

保護機能試験 / 接点抵抗測定 / 絶縁抵抗測定 / 耐電圧試験 / 部分放電試験 / 配電盤構造理解 / 電気回路図読解

推奨スキル

CAD(配電盤) / JIS・IEC規格知識 / 品質管理 / 統計的品質管理 / 英語技術文書読解

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 微小な測定誤差が安全性に直結するため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 定型的な試験手順に沿って作業するため新規発想よりも正確さが重視される。

関連資格

  • 第一種電気工事士
  • 第二種電気工事士

別名

  • スイッチギア検査工
  • 開閉装置検査工

関連職業

  • メンテナンスエンジニア
  • 配電盤組立工
  • 高圧受電設備工

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