サスペンション取付工(自動車)

サスペンションとりつけこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

自動車のサスペンション部品を組み付け、車体の衝撃吸収性能と乗り心地を確保する製造職。

詳細説明

サスペンション取付工は、自動車組立ラインまたは工程内で、ショックアブソーバーやスプリング、アッパーマウントなどのサスペンション部品を指定トルクで締結し、車体と部品の隙間や角度を測定・調整する作業を行います。作業指示書や図面を基に工具を操作し、品質基準を満たすための検査を実施。ラインの生産性を維持しつつ、安全衛生規則や5Sを遵守し、異常発生時には復旧対応や上位工程への報告を行います。

将来性

自動車の電動化・軽量化に伴いサスペンション部品の多様化・高精度化が進む一方、ロボット・自動化による単純組立作業は減少傾向。高度な組立技術や設備保全スキルを持つ人材の需要は維持・拡大が見込まれる。

性格特性

几帳面である / 協調性がある / 慎重である / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / ライン作業 / 夜勤 / 工場勤務 / 正社員契約社員

キャリアパス

組立作業員 → ラインリーダー → 品質管理担当 → 生産技術 → 製造マネージャ

必須スキル

トルクレンチ操作 / ボルトナット締結作業 / 図面・作業指示書の読解 / 精密測定(ノギス・マイクロメーター)

推奨スキル

5S活動 / 品質管理 / 安全衛生知識 / 異常検知報告

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 微小なずれやトルク設定の誤りが重大な不具合を引き起こすため。
体力・持続力 立ち仕事や繰り返しの締結作業で体力と持続力が求められる。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 主に定型作業で創造性は求められない。
主体性・リーダーシップ 定められた手順を正確に実行することが主で、自発的改善は少ない。
数理・定量分析力 高度な数理分析は不要だが、測定値の確認程度は必要。
計画・組織能力 決められた手順に従うことが多く、高度な計画能力は不要。

関連資格

  • フォークリフト運転技能講習
  • 玉掛け技能講習

別名

  • サスペンション取付作業員
  • サスペンション組立工

関連職業

  • ブレーキ取付工
  • 自動車整備士
  • 車体組立工

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