墨出し工(建築工事:大工以外)

すみだしこう

業界・職種

建築・土木・設備

分類

概要

建築工事において、躯体工事や仕上げ工事の基準となる水平・垂直の位置を墨でマーキングする専門職。

詳細説明

墨出し工は、建築現場で床や壁、梁、開口部などの基準となるラインやポイントを墨(マーク)で出す専門職です。トランシットやレベル、墨壺、レーザー墨出し器などの測量機器を操作し、設計図に基づいて水平・垂直方向の位置決めを行います。正確な基準墨を打つことで、職人が正確に施工を進められるよう支援し、工事の品質と効率を向上させます。また、安全管理や施工工程との調整も行い、現場のチームと連携して作業を進めます。

将来性

建設業界では職人不足が深刻化しており、墨出し工への需要は安定して高い。レーザー機器の普及により技能の高度化が進むが、熟練者の経験も依然重視されるため、安定した就業機会が見込まれる。

性格特性

几帳面である / 協調性がある / 正確性を重視する / 責任感が強い

労働スタイル

チーム作業 / 屋外作業 / 日勤 / 日雇い臨時雇用 / 派遣契約社員

キャリアパス

墨出し工見習い → 墨出し工 → ベテラン墨出し工 → 施工管理技士 → 現場監督

必須スキル

基準墨打設技術 / 建築図面読図 / 水平垂直出し / 測量機器操作

推奨スキル

CAD図面理解 / レーザー墨出し器操作 / 安全衛生管理 / 建築施工管理の基礎知識

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 わずかな誤差が施工品質に影響を与えるため。
体力・持続力 重い機材を持ち運び、長時間の立ち作業が多いため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 厳密な位置出しが求められ、アイデア発想力はそれほど必要としない。

関連資格

  • 1級土木施工管理技士
  • 2級土木施工管理技士
  • 建築施工管理技士
  • 測量士補

別名

  • 墨だし工

関連職業

  • 内装仕上工
  • 大工
  • 建築施工管理技士
  • 配筋工

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