水質検査員（し尿・下水処理場）
すいしつけんさいいん（しにょう・げすいしょりじょう）
業界・職種
分類
- 大分類 : 研究・技術の職業
- 中分類 : その他の技術の職業
- 小分類 : 他に分類されない技術の職業
概要
し尿や下水の水質を検査・分析し、環境基準に適合しているかを確認する専門職。
詳細説明
水質検査員（し尿・下水処理場）は、し尿および下水の採水を行い、pH、BOD、COD、SS（浮遊物質量）などの数値を測定・分析する職種です。分光光度計やpHメーター、滴定機器などの分析装置を用いて試料を処理し、得られたデータを集計・報告します。測定結果が環境基準や法令に適合しているかを確認し、処理プロセスの改善提案や記録管理、装置の校正・保守も行います。現場での採水や試薬の取り扱いには安全管理が求められ、試験室での精密な作業やデータの正確な記録が重要です。
将来性
環境規制の強化や水質管理への社会的関心の高まりにより、需要は安定的に推移すると予想される。IoTやAIを活用した自動分析技術の導入が進み、高度分析能力を持つ人材が求められる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
水質検査員（ジュニア） → 主任技術者 → 解析部門リーダー → 施設管理者 → 環境コンサルタント → 研究開発職
必須スキル
推奨スキル
データベース管理 / データ解析 / 自動分析装置のメンテナンス / 英語文献読解
適性（得意であることが望ましい）
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 基本的に定められた手順に従うため、創造性はあまり問われない。 |
関連資格
- 下水道技術検定
- 公害防止管理者（水質関係）
- 環境計量士（水質）
別名
- 下水処理場技術者
- 汚水検査員
- 環境分析技術者
関連職業
- 公害防止管理者
- 廃水処理技術者
- 水道技術者
- 浄化槽検査員
- 環境分析技術者