水道工事設計技術者

すいどうこうじせっけいぎじゅつしゃ

業界・職種

建築・土木・設備

分類

概要

上下水道施設の配水管網や給水設備を計画・設計し、配管経路や水理計算、図面作成を行う専門技術職。

詳細説明

水道工事設計技術者は、地域の上下水道インフラを維持・整備するために、配水管網や給水設備の配置計画、水理計算、構造検討、法規・基準の遵守を踏まえた設計図の作成を行います。調査・測量データを基に管路経路を検討し、CADや水理解析ソフトを用いて最適な配管径やノズル配置を決定。承認申請書類の作成や関係機関との折衝、現地調査・施工監理も担い、完成後の水質や圧力試験に立ち会います。老朽更新や災害対策、新技術導入など多様なプロジェクトに従事します。

将来性

インフラの老朽化対策や災害対策、新規開発プロジェクトにより需要は安定して増加傾向。スマート水道やDX化の進展で高度なITスキル・データ解析能力も求められる。

性格特性

コミュニケーション能力に優れている / 几帳面である / 責任感が強い

労働スタイル

オフィスワーク / フレックスタイム / リモート / 現場調査

キャリアパス

ジュニア設計技術者 → 設計技術者 → シニア設計技術者 → プロジェクトリーダー → 設計部マネージャ

必須スキル

CAD / GIS操作 / 構造力学の基礎 / 水理解析 / 水道関連法規の知識 / 配管設計

推奨スキル

BIM / プロジェクト管理 / 水質管理 / 英語文献読解力

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
分析・論理的思考力 水理計算や配水ネットワーク設計で高度な論理的分析が必要。
注意力・正確性 配管径や法規基準の誤りが重大なトラブルを招くため。
数理・定量分析力 水圧計算や流量解析など高度な数理・定量分析が求められる。
計画・組織能力 多地点に及ぶ配管経路の整合調整や工期計画など計画・組織能力が必須。
問題解決力 既設管・地形条件など現場課題を解決し設計に反映する必要がある。

適性(苦手でも可)

項目 説明
体力・持続力 主にデスクワーク・事務所業務が中心で体力負荷は少ない。

関連資格

  • 1級土木施工管理技士
  • 技術士補(上下水道)
  • 技術士(上下水道)
  • 給水装置工事主任技術者

別名

  • 上下水道設計技術者
  • 水道設計技術者

関連職業

  • 上下水道技術者
  • 土木設計技術者
  • 給排水設備設計技術者

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