鋼体組立工(鉄道車両)
こうたいくみたてこう(てつどうしゃりょう)
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 機械組立工
- 小分類 : 輸送用機械器具組立工(自動車を除く)
概要
鉄道車両の鋼体部品を図面に基づき溶接や締結で組み立て、車体骨組みを構築する製造技術者。
詳細説明
鉄道車両の鋼体組立工は、図面に基づき鋼板や形鋼、鋼製部品を組み合わせ、アーク溶接やガス溶接、ボルト締結、リベット打ちなどの手法で車両骨組み(シャーシや側架など)を組み立てる職種です。作業工程では寸法測定や歪み管理を行い、安全性や強度を確保します。作業は工場の組立ラインやセル方式の生産ラインで行われ、複数名での協調作業やクレーン操作などが必要です。高温作業や重作業が多く、品質管理・安全管理の意識が求められます。
将来性
鉄道車両製造の合理化や自動化技術の導入が進む一方、高度な溶接技術や品質管理能力を持つ熟練技能者の需要は依然高い。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
技能工見習い → 鋼体組立工 → リーダー/班長 → 品質管理担当 → 生産管理 → 工程設計
必須スキル
クレーン操作(玉掛け) / ボルトナット締結 / リベット打ち / 寸法測定(ノギス・マイクロメータ) / 技術図面読解 / 歪み管理 / 溶接技術
推奨スキル
CAD図面読解(2D) / 品質管理基礎 / 安全管理 / 溶接ロボットオペレーション
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 寸法誤差や歪みが製品品質に直結するため。 |
| 体力・持続力 | 重い鋼板の取り扱いや長時間の立ち作業が多いため。 |
| 協調性・チームワーク | 組立ラインで複数人と連携し効率的に作業を進めるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 標準化された手順に従うため創造性は比較的低い。 |
関連資格
- アーク溶接技能講習
- ガス溶接技能講習
- クレーン運転技能講習
- 玉掛け技能講習
別名
- 車体組立工
- 鉄道車体組立工
関連職業
- 機械組立工
- 車両整備工
- 金属溶接工
- 鋼製品組立工