巻線工（固定子・回転子製造）
まきせんこう（こていし・かいてんしせいぞう）
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 機械組立工
- 小分類 : 電気機械組立工
概要
モーターや発電機の固定子・回転子に用いる銅線コイルを機械や手作業で正確に巻き付ける製造技術職。
詳細説明
巻線工（固定子・回転子製造）は、電動機や発電機、トランスフォーマーなどに必要なコイル部品を製造する職種です。設計図面をもとに銅線や絶縁材料をセットし、巻線機や手巻きでコイルを形成。巻き数やテンションを管理しながら、寸法測定や絶縁処理を行い、検査機器で品質を確認します。量産ラインでの作業や小ロット・試作品の加工、機械の保守点検なども担当し、製品の性能と安全性を支えます。
将来性
電気自動車や再生可能エネルギー分野の拡大に伴い、巻線需要は安定・拡大傾向にある。一方で自動化が進むため、高い技能を持つ熟練者は今後も必要とされる。
性格特性
几帳面である / 忍耐力がある / 手先が器用で細かい作業が得意 / 集中力が高い
労働スタイル
キャリアパス
ジュニア巻線工 → シニア巻線工 → 生産ラインリーダー → 生産技術者 → 工場長
必須スキル
推奨スキル
5S活動 / 品質管理手法（QC） / 工程改善提案 / 巻線機プログラミング
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 製品の品質に影響するため、正確なコイル巻線が求められる。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| コミュニケーション力 | 主に機械操作中心で対人コミュニケーションは少ない。 |
| 創造性・アイデア発想力 | 定型手順に基づく作業が中心で発想力はあまり必要としない。 |
| 主体性・リーダーシップ | 作業手順が決められており、自発性はそれほど求められない。 |
| 数理・定量分析力 | 工程での計算は少なく、主に機械に依存する。 |
別名
- コイル巻線工
- ワインディングオペレーター
関連職業
- トランス巻線工
- モーター組立工
- 電気機械組立工