舞台機構調整係(音響装置・照明装置を除く)
ぶたいきこうちょうせいがかり
業界・職種
分類
- 大分類 : 配送・輸送・機械運転の職業
- 中分類 : 施設機械設備操作・建設機械運転の職業
- 小分類 : その他の施設機械設備操作・建設機械運転の職業
概要
舞台上の機構装置(リフト、ターンテーブル、バトンなど)の操作・調整・保守を行い、安全かつ円滑な舞台演出を支える技術職。
詳細説明
舞台機構調整係は、リギング、バトン、ターンテーブル、舞台リフトなどの機械装置を操作・調整・保守し、演出に応じた舞台転換を安全かつスムーズに実施する職種です。公演前の装置設置・点検、リハーサルでの動作確認、本番中の操作およびトラブル対応、そして公演後の撤去作業までを担います。舞台監督や音響・照明スタッフ、大道具スタッフと連携しながら進行管理を行い、機械設備のメンテナンスや修理も実施します。
将来性
今後もコンサートや演劇、イベント需要が安定しており、自動化機器の導入で高度な操作技能が求められる傾向にある。地方自治体の文化施設増加により求人は横ばい~増加傾向。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
アシスタントオペレーター → シニアオペレーター → リギングマスター(主任) → 舞台監督補助 → 舞台監督
必須スキル
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 公演内容や会場ごとに環境が変化するため。 |
| 注意力・正確性 | 安全確保のため細部まで正確に操作・点検する必要がある。 |
| コミュニケーション力 | ステージマネージャーやクルーとの綿密な連携が必要なため。 |
| 体力・持続力 | 荷物運搬や長時間立ち作業が多いため。 |
| 問題解決力 | 機械トラブル時に迅速な対応が求められるため。 |
| ストレス耐性 | 本番中の緊張状態で正確な操作が求められるため。 |
| 協調性・チームワーク | 多部門と協働して進行を支えるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 主に既存装置の運用に従うため。 |
| 数理・定量分析力 | 高度な数値分析はあまり必要ない。 |
関連資格
- クレーン運転技能講習
- 玉掛け技能講習
関連職業
- 大道具スタッフ
- 照明技術者
- 音響技術者