特別支援学校高等部教諭
とくべつしえんがっこうこうとうぶきょうゆ
業界・職種
分類
概要
特別支援学校の高等部で、知的障害・肢体不自由・病弱・情緒障害などのある生徒に対し、学習指導や生活・職業指導、個別支援計画の作成・実施を通じて自立や社会参加を支援する教職。
詳細説明
特別支援学校高等部教諭は、障害のある生徒が社会で自立できるよう、学習指導や生活指導、職業教育、余暇活動の支援を担います。入学時評価をもとに個別支援計画(IEP)を作成し、学習指導要領に沿って教科指導や作業学習、コミュニケーション支援を行います。また、保護者や支援員、理学療法士、作業療法士などと連携し、チームで支援を進めるほか、進路指導や就労移行に向けたキャリア教育も実施します。安全管理や危機対応、アセスメントを通じて生徒の成長を継続的にモニタリングし、定期的に計画を見直し改善します。
将来性
少子化の中でも特別支援教育の重要性が高まり、特別支援学校教諭の需要は安定的に推移。インクルーシブ教育の推進や職業教育の充実に伴い、専門性を持つ教員の役割は今後も拡大すると見込まれる。
性格特性
共感力がある / 協調性がある / 忍耐力がある / 臨機応変に対応できる / 観察力が鋭い
労働スタイル
キャリアパス
新任教諭 → 担任教諭 → 主任教諭 → 児童生徒指導主任 → 教頭 → 校長 → 教育委員会特別支援教育担当職
必須スキル
コミュニケーション支援技術 / 他職種連携 / 個別教育支援計画作成 / 危機管理 / 指導要領の理解 / 授業計画・教材作成 / 特別支援教育 / 行動観察アセスメント
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 生徒の小さな変化や安全管理のために重要。 |
| コミュニケーション力 | 生徒・保護者・他職種との効果的な連携に不可欠なため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 障害特性や支援技法の継続的学習が求められる。 |
| 計画・組織能力 | 個別支援計画や授業カリキュラムの作成に必須。 |
| 問題解決力 | 多様なニーズに応じた指導方法の工夫に必要。 |
| ストレス耐性 | 支援困難な状況でも冷静に対応する必要がある。 |
| 協調性・チームワーク | 校内外の多職種と協働して支援を行うため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 数的・定量的な作業よりは教育実践が中心。 |
関連資格
- 特別支援学校教諭免許状(高等部)
別名
- 特別支援教諭(高等部)
- 高等部特別支援教師
関連職業
- スクールカウンセラー
- 中学校教諭
- 放課後等デイサービス支援員
- 特別支援学校中学部教諭
- 特別支援学校小学部教諭
- 高等学校教諭