手話協力員
しゅわきょうりょくいん
業界・職種
分類
- 大分類 : 法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 中分類 : その他の法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 小分類 : 通訳
概要
聴覚障害者と健聴者の間で日本手話と口話(日本語)を通訳し、円滑なコミュニケーションを支援する職業。
詳細説明
手話協力員は、聴覚障害者と健聴者の間で日本手話と口話による通訳を行い、コミュニケーションを円滑にする専門職です。医療機関や行政窓口、裁判所、教育現場、福祉施設など多様な場面で活動し、利用者が必要とする情報を正確かつ適切に伝える役割を担います。リアルタイムでの同時通訳や逐次通訳に加え、利用者の背景や文化的要素を理解し、場の雰囲気に合わせた表現を選択する能力が求められます。技術的なスキルだけでなく、聴覚障害に関する知識や配慮、信頼関係の構築、チームワーク、そして高い倫理観が重要です。
将来性
インクルーシブ社会の推進や法整備の充実により、手話通訳の需要は増加傾向。遠隔通訳やICTツールの普及で働き方の多様化が進み、専門職としての活躍の場が拡大する見込み。
性格特性
共感力がある / 冷静さがある / 臨機応変に対応できる / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
手話奉仕員(ボランティア) → 初級手話協力員 → 上級手話協力員 → 研修講師・トレーナー → 福祉機関管理職
必須スキル
同時通訳 / 文化的知識 / 日本手話 / 聴覚障害理解
推奨スキル
ICTツール活用 / ストレスマネジメント / 異文化理解 / 要約筆記技術
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 場面や利用者に応じて表現方法を変える必要があるため。 |
| 注意力・正確性 | 微妙な表現の違いを正確に伝えるため。 |
| コミュニケーション力 | 精緻な通訳には高度のコミュニケーション力が必要。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 常に新しい専門用語や表現を学ぶ必要があるため。 |
| 問題解決力 | 即座に適切な表現を選び、誤解を防ぐため。 |
適性(苦手でも可)
関連資格
- 手話通訳技能検定1・2級
- 日本手話通訳士
別名
- サインランゲージインタープリター
- 手話通訳者
関連職業
- 同時通訳者
- 翻訳者
- 要約筆記者