焼成工(石灰製造)

しょうせいこう(せっかいせいぞう)

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

石灰石を高温焼成炉(キルン)で処理し、石灰(酸化カルシウム)を製造する製造作業者。原料投入から焼成管理、品質検査、炉設備の保守までを担う。

詳細説明

焼成工(石灰製造)は、石灰石を焼成炉(キルン)に投入し、900~1200℃の高温で焼成して石灰を製造する職種です。原料の搬入や投入、燃料(重油・天然ガスなど)の制御、温度・圧力のモニタリングを行い、焼成後の石灰を取り出して破砕・篩(ふる)い分けを行います。また、品質検査として酸化カルシウム含有率や粒度を測定し、基準に合致した製品を出荷します。炉壁の補修や燃焼装置・排ガス処理設備の保守点検も担当し、安全・環境対策の実施が求められます。

将来性

建設・土木資材の需要により安定した需要がある一方、省エネ技術や自動化設備の導入が進み、オペレーターには高度な運転技術や保全能力が求められる傾向がある。

性格特性

体力がある / 慎重である / 観察力に優れている / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / 屋内外作業 / 工場勤務

キャリアパス

キルンオペレーター → シニアオペレーター → 班長/チームリーダー → 工場管理者 → 品質管理担当 → 製造技術エンジニア

必須スキル

キルン操作 / 品質検査 / 安全衛生管理 / 機器点検・保守 / 温度圧力監視 / 燃料管理

推奨スキル

PLC制御知識 / 化学分析基礎 / 排ガス処理技術 / 設備保全

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 焼成温度や投入量の管理ミスが品質に影響するため。
体力・持続力 炉の監視や原料運搬など体力が求められるため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 ルーチン作業が中心で、創造的な発想はあまり求められない。

関連資格

  • フォークリフト運転技能講習
  • 乙種ボイラー技士
  • 危険物取扱者(乙種第4類)

別名

  • キルンオペレーター
  • 石灰焼成工
  • 石灰製造オペレーター

関連職業

  • ガラス製造工
  • 煉瓦製造工
  • 陶磁器製造工

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