職能判定員
しょくのうはんていいん
業界・職種
分類
- 大分類 : 福祉・介護の職業
- 中分類 : 福祉・介護の専門的職業
- 小分類 : 福祉相談・指導専門員
概要
職能判定員は、障害者や高齢者などの職業能力や日常生活動作の機能評価を行い、就労支援や生活支援計画を立案・助言する専門職。
詳細説明
職能判定員は、対象者の身体的・認知的機能や日常生活動作をアセスメントし、標準化された評価ツールを用いて機能レベルを定量的に測定します。評価結果をもとに就労支援や生活支援計画を作成し、利用者や家族への助言、他職種(作業療法士、社会福祉士、ケースワーカーなど)との連携を図ります。報告書の作成や評価結果のモニタリングも重要な業務です。また、福祉制度や地域資源の知識を活用し、利用者一人ひとりに適した支援プランを提案します。
将来性
少子高齢化や障害者雇用推進に伴い、ニーズは安定的に推移。ICTを活用した遠隔評価や多職種連携の強化が今後のトレンドとなる。
性格特性
公正さと客観性がある / 協調性がある / 思いやりがある / 責任感が強い
労働スタイル
地域包括支援センター / 常勤 / 裁量労働制 / 訪問支援
キャリアパス
職能判定員 → 上級職能判定員 → 相談支援専門員 → サービス管理責任者 → 福祉施設長
必須スキル
推奨スキル
ネットワーク構築 / 地域資源・制度の知識 / 認知機能評価 / 障害者就労支援
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 多面的な評価データを総合し、機能状態を正確に把握するため。 |
| 注意力・正確性 | 評価結果の微細な変化を見落とさない正確性が求められるため。 |
| コミュニケーション力 | 利用者や他専門職との面談・調整を円滑に行うため。 |
| 問題解決力 | 評価結果から課題を抽出し、適切な支援策を提案する能力が必要なため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主に面談や事務作業中心で体力負担は少ないため。 |
関連資格
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
関連職業
- 作業療法士
- 就労支援員
- 障害者職業指導員