船舶室内ぎ装工

業界・職種

分類

概要

船舶の客室や操舵室などの内部に、内装材や家具、装飾材、配線・配管を取り付け、仕上げる職種。図面に基づき多様な素材の加工・組立を行う。

詳細説明

船舶室内ぎ装工は、船体内部の客室、機関室、操作室などに使用される内装材や家具、装飾材を取り付け、シーリングや仕上げを行う専門職です。製作図・施工図をもとに木材、金属、合成樹脂、繊維素材などを切断加工し、現場での微調整を加えながら組立てます。配線や配管の取り回し、防水・防火処理も担当し、船内の安全性と快適性を確保します。船舶建造現場やドックで他業種と連携しながら作業を進め、完成後の検査・修正にも対応します。

将来性

海上輸送やクルーズ船の増加により需要は安定的に推移する見込み。省人化・プレハブ化の技術動向にも対応できる専門性が求められる。

性格特性

体力がある / 几帳面である / 協調性がある / 手先が器用で細かい作業が得意

労働スタイル

チーム作業 / ドック作業 / プロジェクト型 / 現場作業

キャリアパス

見習い・助手 → 船舶室内ぎ装工 → チームリーダー → 現場監督 → 独立・個人事業主

必須スキル

シート張り・ウレタン充填 / 内装材切断加工 / 家具取付 / 施工図読解 / 配管配線

推奨スキル

CAD操作 / コミュニケーションスキル（外国語） / 接着シーリング技術 / 木工技術 / 防水耐火施工知識

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
注意力・正確性	隙間や傾きのない正確な仕上げが求められるため。
体力・持続力	重い内装材を扱い、狭所や高所での作業が多く体力を要するため。
協調性・チームワーク	他業種と緻密に連携しながら作業を進める必要があるため。

適性（苦手でも可）

項目	説明
創造性・アイデア発想力	図面に基づき作業するため、独自の発想は少ない。

別名

船内インテリア工
船舶内装工

キーワード

シート張替え内装パネル内装材加工家具設置船舶内装配線設計防水施工