船殻計測工

せんかくけいそくこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

造船所において船体構造部品の寸法や形状を測定・検査し、設計図どおりの品質を確保する専門職。

詳細説明

船殻計測工は造船工程の中で、溶接や組立が完了した船体部品の寸法・形状をノギス、マイクロメーター、ダイヤルゲージ、3Dレーザースキャナーなどの計測機器で測定し、設計図通りに製作されているかを検査します。測定結果は記録し、規格外の誤差があれば製造担当者に報告・調整を依頼します。また、計測器の校正や保守、測定手順の改善提案なども行い、品質管理や生産性向上に貢献します。

将来性

3DスキャナーやAIを用いた自動化技術の導入が進む一方、高い精度と経験に基づく判断力を持つ熟練計測工の需要は当面維持される見込み。

性格特性

几帳面である / 責任感が強い / 集中力が高い

労働スタイル

シフト / チーム作業 / 屋内作業 / 工場勤務

キャリアパス

船殻計測工見習い → 船殻計測工 → 計測リーダー → 品質管理担当 → 生産管理

必須スキル

JIS公差知識 / 図面読解力 / 測定データの記録・報告 / 計測器操作

推奨スキル

3Dレーザースキャナー操作 / CADソフト(基本操作) / データ分析 / 統計的品質管理

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 微細な誤差でも重大な影響を及ぼすため
体力・持続力 重い金属部品を取り扱い長時間立ち作業を行うため

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 主に定められた手順に沿って作業するため

関連資格

  • クレーン運転士
  • フォークリフト運転技能講習
  • 玉掛け技能講習

別名

  • 船体計測工
  • 船殻測定工

関連職業

  • ボイラ溶接工
  • 船体溶接工
  • 船体組立工
  • 製缶工
  • 鉄工

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