船舶電装品開発技術者
せんぱくでんそうひんかいはつぎじゅつしゃ
業界・職種
分類
- 大分類 : 研究・技術の職業
- 中分類 : 開発技術者
- 小分類 : 電気・電子・電気通信開発技術者(通信ネットワークを除く)
概要
船舶に搭載される電装品の要件定義、回路設計、試作・評価、量産移行を一貫して行う研究・開発技術職。
詳細説明
船舶電装品開発技術者は、船舶に搭載される電気制御機器・通信装置・センサー類などの電装品を開発する専門職です。船級協会の規格や国際基準に適合させるための設計・解析、回路シミュレーション、ハードウェア設計、組み込みファームウェア開発、環境試験(EMC・耐振動・耐候試験)を通じて製品を実用化します。船社や造船所、船級協会、部品サプライヤーと連携し、性能評価、故障解析、量産立ち上げまでを一貫して担当します。
将来性
船舶の省エネ化・自動化の進展に伴い電装品開発の需要は増加傾向。環境規制強化やデジタル化対応によって高い専門性が求められる。
性格特性
好奇心や探究心がある / 慎重である / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
開発アシスタント → 開発技術者 → シニア開発技術者 → プロジェクトリーダー → 技術部マネージャー
必須スキル
CADツール / EMC耐振動試験知識 / PCB設計 / マイクロコントローラプログラミング / 回路設計 / 組み込みソフトウェア開発
推奨スキル
ファームウェアセキュリティ / プロジェクト管理ツール / 品質保証 / 英語技術文書読解
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 複雑な回路やシステムの動作を論理的に理解・設計するため。 |
| 注意力・正確性 | 細部の配線や部品選定ミスが重大な故障につながるため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新技術や規格の進化が速く、継続学習が求められる。 |
| 数理・定量分析力 | 電気回路の計算やシミュレーションで高度な数学的能力が求められる。 |
| 問題解決力 | 試験や故障解析で原因を特定し対策を講じる力が必要。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワークが中心で重労働は少ない。 |
関連資格
- 船舶電装士
- 電気主任技術者(二種)
別名
- 船舶電装品エンジニア
- 船舶電装技術者
- 船舶電装開発技術者
関連職業
- 制御システムエンジニア
- 船舶機関設計技術者
- 電気設計技術者