シールド掘進機運転工

業界・職種

分類

概要

地下トンネル工事においてシールド掘進機（TBM）を操縦し、掘削からセグメント据え付け、機械の運転管理を行う職種。

詳細説明

シールド掘進機運転工は、地下トンネル工事で用いられるシールド掘進機（TBM）の操作を専門とします。操作盤からカッターの回転速度や推進力、泥土圧などを細かく制御し、掘削とセグメント据え付けを同時に行います。掘進中は地質状況を常時監視し、トラブル発生時には迅速に機械調整や緊急停止を行います。また、日常的な保守点検や油圧系統の管理、施工チームや管理者との連携も重要です。狭隘なトンネル内で長時間の交替制勤務となることが多く、高度な機械操作技術と安全意識が求められます。

将来性

都市インフラのトンネル新設・老朽化対策で需要は安定的に推移する一方、高度技能者の高齢化に伴う人手不足が課題とされる。

性格特性

慎重である / 臨機応変に対応できる / 責任感が強い / 集中力が高い

労働スタイル

シフト / 夜間勤務あり / 屋外作業 / 現場勤務 / 長時間労働

キャリアパス

オペレーター → 先任オペレーター → 施工管理担当 → トンネル工事技術者 → 現場代理人

必須スキル

シールド掘進機操作 / 土質地盤の基礎知識 / 施工図読解 / 油圧機器制御

推奨スキル

CAD（施工図作成） / 機械保全やメンテナンス / 英語技術文献読解

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
変化への適応力	狭隘環境や地質条件の変化に対応する必要があるため。
注意力・正確性	微小な操作ミスが工事の安全に直結するため。
体力・持続力	長時間重労働や狭小空間での作業が多いため。
問題解決力	地質変化や機械トラブル時に迅速な対応が求められるため。
ストレス耐性	高圧力下や閉所で作業し、工期厳守のプレッシャーが大きい。

適性（苦手でも可）

項目	説明
創造性・アイデア発想力	作業手順に従い進めるため創造性はあまり必要ない。

別名

TBMオペレーター
トンネル掘進機運転工

キーワード

TBM シールド掘進機セグメント掘削推進管理油圧ジャッキ泥土圧