質物鑑定人

しちぶつかんていにん

業界・職種

サービス・小売・営業

分類

概要

質物鑑定人は質屋などで、顧客が担保として差し入れた宝飾品や貴金属、時計、ブランド品、アンティークなどの品物の真贋、状態、市場価値を評価し、担保価値を算定する専門職。

詳細説明

質物鑑定人は質屋に勤務し、顧客が担保として差し入れた物品について鑑定・評価を行う職業です。主に宝石・貴金属、時計、ブランドバッグ、骨董品などを取り扱い、ルーペや分光器、X線装置などの鑑定機器を使用して真贋判定や素材・製造年代の特定を行います。鑑定結果をもとに、融資における担保価値を算定し、質契約を締結します。また、質流れ品の販売や在庫管理、顧客対応を行う場合もあります。経験を重ねることで取り扱いアイテムの幅が広がり、市場動向の把握や偽造技術への対応力が求められます。

将来性

中古品市場やオンライン質屋の拡大により鑑定需要は安定して推移すると見込まれます。AIやデジタル鑑定技術の導入が進む一方、専門知識と経験に基づく高度な鑑定力を持つ人材の需要は今後も高い水準で維持されるでしょう。

性格特性

コミュニケーション能力に優れている / 好奇心や探究心がある / 慎重である / 観察力が鋭い / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / フルタイム / 常勤 / 店舗勤務

キャリアパス

アシスタント鑑定人 → 質物鑑定人 → シニア鑑定人 → 質屋店舗マネージャー → 品質管理・トレーナー

必須スキル

コミュニケーションスキル(ヒアリング) / 宝石貴金属鑑定 / 市場分析 / 真贋鑑定

推奨スキル

アンティーク・ブランド知識 / 外国語 / 質屋営業法 / 鑑定機器操作

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
分析・論理的思考力 真贋や価値を判断するための分析力が必須。
注意力・正確性 微細な傷や偽造の痕跡を見逃さない正確さが求められる。
専門知識習得・学習意欲 多岐にわたる品目や市場の変化に対応する知識習得が必要。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 新たなアイデア発想は頻繁ではないため。

別名

  • 担保物鑑定人
  • 質物査定士

関連職業

  • オークションハウス担当者
  • 宝石鑑定士
  • 鑑定士
  • 骨董商

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