シーケンス制御技術者(昇降機)
シーケンスせいぎょぎじゅつしゃ(しょうこうき)
業界・職種
分類
- 大分類 : 研究・技術の職業
- 中分類 : 情報処理・通信技術者(ソフトウェア開発)
- 小分類 : ソフトウェア開発技術者(組込・制御系)
概要
エレベーターなどの昇降機におけるシーケンス制御プログラムの設計・開発・テストを行う技術職。
詳細説明
シーケンス制御技術者(昇降機)は、エレベーターやリフトなど昇降機の動作シーケンスを制御装置に組み込むソフトウェアを設計・開発・テストし、現場での調整やデバッグを行う専門職です。要件定義からラダー図や構造化テキストによるプログラミング、HMI設定、制御盤試験、現地立ち合いまで一連の工程を担い、機械安全規格への適合やメンテナンス性の確保を図ります。チームでの協働や顧客折衝を通じ、昇降機メーカーや建設会社、メンテナンス企業と連携してプロジェクトを推進します。
将来性
高齢化や省人化ニーズの高まりにより保守・制御システム更新の需要が増加。IoTや遠隔監視を活用したスマート制御の重要性が高まる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
ジュニア制御技術者 → シーケンス制御技術者 → シニア制御エンジニア → プロジェクトリーダー → 制御システムアーキテクト
必須スキル
HMI/SCADA設定 / PLCプログラミング / シーケンス制御設計 / 制御盤設計 / 通信プロトコル
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 機械動作と安全要件を論理的に組み立てる能力が求められる。 |
| 注意力・正確性 | 安全クリティカルなシーケンスミスを防止するため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | PLC機種や安全規格が多岐に渡るため継続的学習が必要。 |
| 問題解決力 | 現場で生じる制御不具合の原因究明に必須。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワーク中心で体力負荷は少ない。 |
関連資格
- 基本情報技術者
- 第2種電気工事士
別名
- PLCプログラマ
- エレベーター制御技術者
- リフト制御エンジニア
関連職業
- 制御システムエンジニア
- 昇降機保守技術者
- 組込ソフトウェアエンジニア
- 電気設計技術者