潜水夫

業界・職種

分類

概要

水中に潜り、海底や水中構造物の点検・修理・溶接・据付などの工事を専門的に行う職業。

詳細説明

潜水夫は、送気装置や自給式潜水器（スキューバ）などを装着し、水中での建設工事や構造物の点検、修理、溶接、ケーブル敷設などを行う専門職です。海洋土木工事や橋脚・港湾施設の基礎工事、船舶の船底検査・メンテナンス、海底ケーブル・パイプラインの敷設・点検など幅広い現場で活躍します。作業環境の厳しさから、安全管理やチームワーク、正確な技術が求められ、労働安全衛生法に基づく潜水士免許の取得が法的に義務付けられています。

将来性

海洋土木や再生可能エネルギー(洋上風力)の需要増加に伴い専門ダイバーの需要は堅調に推移すると予想される。

性格特性

冷静沈着である / 判断力に優れている / 協調性がある / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / チーム作業 / プロジェクト型 / 現場作業 / 長期出張

キャリアパス

潜水補助員 → 潜水士 → 上級潜水士 → リーダーダイバー → 海中工事監督

必須スキル

安全管理・緊急対応 / 構造物点検補修技術 / 水中溶接技術 / 潜水器の操作 / 潜水計画立案

推奨スキル

ROV操作 / 救命救急法 / 水中撮影技術 / 海象予測

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
変化への適応力	水中環境や気象・潮汐など変化する条件に柔軟に対応する必要がある。
注意力・正確性	水中での微細な変化や危険兆候を見逃さない正確さが必要。
体力・持続力	長時間の水中作業や重機材の取り扱いに高い体力が求められる。
問題解決力	予期せぬトラブルや環境変化に即座に対応する能力が必須。
ストレス耐性	高圧環境や緊迫した状況下で冷静さを保つ必要がある。
協調性・チームワーク	潜降・回収時はチームで連携し安全を確保するため。

適性（苦手でも可）

項目	説明
創造性・アイデア発想力	状況に応じた独創的なアイデア発想は比較的少ないため。
数理・定量分析力	精密な計算よりは現場作業が主体となるため。

別名

ダイバー
水中作業員
海中工事士

キーワード

構造物点検水中溶接海底ケーブル敷設潜水士送風機飽和潜水