種苗生産指導員
しゅびょうせいさんしどういん
業界・職種
分類
概要
農業者や施設に対し、種子や苗木の生産技術や品質管理について指導・助言を行う専門職。
詳細説明
種苗生産指導員は、農業者や育苗施設を訪問し、種子の選抜、処理方法(消毒・コーティング)、育苗環境の管理(温度・湿度・施肥)、接ぎ木や挿し木などの繁殖技術、病害虫防除、品質検査手法などについて技術的な指導・助言を行う。さらに、品種維持や新品種導入支援、組織培養技術の普及、種苗の流通管理に関わる指導を通じて、安定的かつ効率的な種苗供給を実現する役割を担う。
将来性
高品質な種苗の安定供給やスマート農業技術の普及により、専門性の高い指導員の需要は今後も安定的に推移し、気候変動対応や省力化技術の導入支援で役割が拡大する。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
ジュニア種苗生産指導員 → シニア種苗生産指導員 → 品種開発担当 → 農業技術コンサルタント → 研究機関職員
必須スキル
植物繁殖技術 / 病害虫診断・防除技術 / 種子処理技術 / 育苗管理
推奨スキル
ICT活用生育管理 / 組織培養 / 統計分析(品質管理) / 英語文献読解
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 種子や苗の品質を正確に管理する必要があるため。 |
| コミュニケーション力 | 生産者と円滑に情報交換し、技術指導を行うため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 種苗技術や新品種情報を継続的に学ぶ必要があるため。 |
| 計画・組織能力 | 育苗スケジュールや生産計画を立案・調整するため。 |
| 問題解決力 | 生育障害や病害虫対策など、現場の課題解決が求められるため。 |
関連資格
- 普及指導員
- 農業技術士
関連職業
- 園芸技術者
- 植物育種研究員
- 農業技術者
- 農業普及指導員