種苗栽培員（農業）
しゅびょうさいばいいん
業界・職種
分類
- 大分類 : 農林漁業の職業
- 中分類 : 農業の職業（養畜・動物飼育・植木・造園を含む）
- 小分類 : 農作物栽培・収穫作業員（稲作・畑作を除く）
概要
種子や苗を温室や育苗床などで育成し、健康な苗を生産する農業作業員。主に播種から移植適期までの管理を行う職種。
詳細説明
種苗栽培員は、種子の選別・処理、播種、発芽・育苗管理、移植や定植の準備までを行う職種です。具体的には、育苗用土の調製、灌水や施肥、温室や育苗ハウス内の温度・湿度管理、日照調整、病害虫防除などを担当し、健全な苗の生産を支えます。生産された苗は農作物生産者へ供給され、農作業の効率化や品質向上に寄与します。
将来性
少子高齢化による担い手不足が深刻な一方、施設園芸の普及や高品質苗生産の需要は高く、育苗技術の高度化・ICT化の進展に伴い専門人材の需要は今後も堅調に推移すると見込まれる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
農場作業員 → 種苗栽培員 → ハウス栽培主任 → 農場管理者 → 農業経営者
必須スキル
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 小さな苗の状態変化を見逃すと品質低下につながるため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新品種や技術の導入に伴い学習意欲が求められる。 |
| 体力・持続力 | 長時間の立ち作業や重労働、暑熱・寒冷環境下での作業が多いため。 |
| 問題解決力 | 病害虫や生育不良など問題発生時の対策が必須。 |
別名
- 育苗作業員
関連職業
- 園芸作業員
- 果樹栽培員
- 野菜栽培員