種油工

しゅゆこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

種子から食用油を圧搾や溶剤抽出技術で製造し、精製・脱臭などの加工を行う食品製造の職種。

詳細説明

種油工は、原料の種子を受入れ、選別・洗浄・脱殻などの前処理を行った後、加熱圧搾や溶剤抽出で油分を分離する。抽出後は脱酸・脱色・脱臭などの精製工程を経て品質を整える。機械の操作・保守点検や、酸価・過酸化物価などの品質検査を実施し、製品の安全性を確保する。工程の管理や温度・圧力の調整が重要で、衛生管理や安全管理にも注意を払う。チームでの連携や作業効率の向上が求められ、技術の導入による自動化も進んでいる。

将来性

国内の食用油需要は安定しており、品質や効率化を求める動きで技術導入が進む。自動化や省力化により熟練技術者の役割は変化するが、高い品質管理スキルは依然として重視される。

性格特性

体力がある / 協調性がある / 注意力がある / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / チーム作業 / 屋内作業 / 立ち仕事

キャリアパス

種油工見習い → 種油工 → 班長・リーダー → 工程管理者 → 生産技術担当 → 品質管理担当 → 工場長

必須スキル

HACCP基礎知識 / 加熱圧搾装置操作 / 品質検査 / 機械保守 / 溶剤抽出設備操作

推奨スキル

フォークリフト運転 / 化学基礎知識 / 危険物取扱者資格 / 機械保全

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 微細な温度変化や不純物検出が品質に影響するため。
体力・持続力 重い原料を扱い立ち仕事が多いため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 工程は定められた手順に従うため。

関連資格

  • フォークリフト運転技能者
  • 危険物取扱者(乙種第4類)
  • 食品衛生管理者

別名

  • 油搾り工
  • 油脂加工工

関連職業

  • バター製造工
  • マーガリン製造工
  • 油脂加工工

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