水産調理工(缶詰製造)
すいさんちょうりこう(かんづめせいぞう)
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工(食料品等)
- 小分類 : 保存食品・冷凍加工食品製造工
概要
水産原料を缶詰として加工・殺菌し、包装・出荷までを行う製造ライン作業職。
詳細説明
水産調理工(缶詰製造)は、魚介類などの原料を選別・下処理し、缶詰機械により充填・密封、加熱殺菌(殺菌釜)を行う。殺菌後は品質検査や金属探知機による異物検出を実施し、異常がなければラベル貼付・包装後に出荷する。製造ラインの安定稼働のため、機械の簡易保全や清掃、衛生管理(HACCP)を継続的に行う必要がある。
将来性
人口減少による人手不足で自動化・ロボット化が進む一方、保存食品需要は安定しており、衛生管理や品質保証の専門性がより重視される。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
ライン作業員 → 班長・リーダー → 製造課管理者 → 工場管理者 → 品質管理担当
必須スキル
充填機械操作 / 品質検査 / 殺菌釜操作 / 消毒洗浄作業 / 衛生管理(HACCP)
推奨スキル
5S活動 / 品質管理手法(QC) / 機械保全(基礎) / 食品表示法知識
適性(得意であることが望ましい)
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 定型的な作業が多く、発想力はあまり求められない。 |
| 数理・定量分析力 | 工程中の量的計算は簡易的なため。 |
関連資格
- HACCP研修
- 食品衛生責任者
別名
- 水産加工工
- 缶詰製造工
関連職業
- 冷凍食品製造工
- 水産物加工工
- 魚肉練り製品製造工