酒造工

しゅぞうこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

原料の米を精米し、麹づくり、酒母・もろみの仕込みと発酵管理を経て清酒を醸造する製造技術職。

詳細説明

酒造工は、清酒製造の一連の工程を担当する職種です。まず原料の米を精米し、浸漬・蒸米を行った後、麹室で麹菌を育成します。続いて酒母(もと)をつくり、もろみの仕込みを行い、発酵の進行を温度・湿度の管理下でコントロールします。発酵が完了したもろみを上槽し、搾った酒を濾過・加熱殺菌(火入れ)し、貯蔵・瓶詰します。全工程での品質分析や官能検査により製品の安定した品質を維持し、製造設備の操作・保守も含まれます。

将来性

少子高齢化による後継者不足が深刻化している一方、伝統産業としての価値向上や海外需要の拡大により技術継承と市場開拓の機会が期待される。

性格特性

協調性がある / 忍耐力がある / 細部へのこだわりがある / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / 契約社員 / 季節 / 正社員工場

キャリアパス

蔵人(見習い) → 酒造担当者 → 杜氏(醸造責任者) → 蔵元(経営者)

必須スキル

もろみ発酵管理 / 品質分析 / 温湿度管理 / 醸造設備操作 / 麹製造技術

推奨スキル

HACCP知識 / マーケティング・ブランディング / 官能評価 / 衛生管理

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 醸造工程の微細な温度・時間管理が品質に直結するため。
体力・持続力 重い米袋の運搬や長時間の仕込み作業で体力が求められるため。

関連資格

  • 清酒製造技能士
  • 食品衛生責任者

別名

  • 蔵人
  • 酒蔵職人

関連職業

  • ビール醸造工
  • ワイン醸造工
  • 発酵食品製造工

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