作業指導員(更正施設)
さぎょうしどういん(こうせいしせつ)
業界・職種
分類
- 大分類 : 福祉・介護の職業
- 中分類 : 福祉・介護の専門的職業
- 小分類 : 他の社会福祉施設指導専門員
概要
更正施設の入所者に対し、作業活動を通じて生活リズムの定着や職業的自立を支援し、更生を促進する専門職。
詳細説明
作業指導員(更正施設)は、入所者一人ひとりの状況や能力を把握し、木工・軽作業・手工芸などの作業プログラムを企画・実施・評価します。作業を通じた技能習得だけでなく、規則正しい生活習慣の定着や協調性の育成を図り、入所者の社会復帰を支援します。他の指導員やケースワーカー、保護司と連携し、安全管理やリスクマネジメントを徹底するとともに、個別面談や進捗記録を行い、支援計画に反映します。
将来性
更正施設での人手不足が続く中、作業指導員の需要は安定的に推移。多様化する入所者ニーズへの対応力や福祉系資格取得がキャリアアップに有効とされる。
性格特性
忍耐力がある / 思いやりがある / 臨機応変に対応できる / 観察力が鋭い / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
作業指導員(更正施設) → 生活指導員 → ケースワーカー → 施設長 → 社会福祉士
必須スキル
グループワーク指導 / コミュニケーションスキル / プログラム作成 / リスク管理 / 報告書作成
推奨スキル
カウンセリング / レクリエーション企画運営 / 危機介入 / 記録管理
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 入所者の状態や施設運営の変化に柔軟に対応するため。 |
| コミュニケーション力 | 多様な背景の入所者と信頼関係を築くため。 |
| ストレス耐性 | 入所者対応や緊急時の対応で精神的負荷がかかるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 数値分析を用いる業務は少ないため。 |
関連職業
- ケースワーカー
- 作業療法士
- 生活指導員
- 精神保健福祉士