浪曲師
ろうきょくし
業界・職種
分類
- 大分類 : 法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 中分類 : 音楽家、舞台芸術家
- 小分類 : 舞踊家、俳優、演芸家
概要
浪曲師は、浪曲と呼ばれる物語性豊かな語りと三味線の伴奏を組み合わせた伝統芸能を演じる音楽家。
詳細説明
浪曲師は、浪曲と呼ばれる江戸時代に起源を持つ語り物芸能の演者です。基本的に三味線伴奏を伴い、歴史物語や時事物語、怪談など多様な題材を抑揚豊かに語ります。寄席や劇場、イベント会場などでの公演を行い、時にはテレビやラジオで紹介されることもあります。師匠からの厳しい弟子入り修行を経て、発声技術や語りの間(ま)を学び、独自の演目を創作・上演します。近年は伝統芸能の継承やファン層の拡大を図るため、ワークショップや学校公演、SNSを活用した発信にも力を入れています。
将来性
高齢化や後継者不足が課題ですが、ワークショップやメディア露出を通じて若年層への普及が期待され、伝統芸能の新たなファンを獲得する可能性があります。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
師匠への弟子入り・修行 → 寄席や劇場での巡業公演 → テレビ・ラジオ出演 → ワークショップ講師 → 独立開業
必須スキル
推奨スキル
SNS発信 / 演出技法 / 現代語訳能力 / 音響・照明の基礎知識
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 観客や会場の状況に合わせて表現を調整する必要があるため。 |
| 注意力・正確性 | 演奏と語りのタイミングを正確に合わせる必要があるため。 |
| コミュニケーション力 | 聴衆を惹きつける語りと表現力が重要なため。 |
| 創造性・アイデア発想力 | 演出や語り口で独自性を発揮する必要があるため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新作演目や古典演目を継続的に学び習得する必要があるため。 |
| ストレス耐性 | ステージ上での緊張感や長時間の公演を乗り切る必要があるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 演芸に数理的な分析を用いる機会が少ないため。 |
別名
- 浪曲家
- 浪曲演者
関連職業
- 浪花節師
- 落語家
- 講談師