ロッド工(ガラス繊維加工)
ろっどこう(がらすせんいかこう)
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工(金属製品・食料品等を除く)
- 小分類 : 窯業・土石製品製造工
概要
ガラス繊維を溶融状態から引き伸ばし、束ねてロッド状に成形・加工する製造作業者。
詳細説明
ロッド工(ガラス繊維加工)は、原料ガラスを溶融炉で加熱し、バッシング(金型)から引き抜かれる細いガラス繊維を複数束ねてロッド状(ロービングロッド)に成形する製造作業を担います。主な業務は、引抜装置の操作、引抜速度や温度の管理、繊維束への樹脂サイズ塗布、ロッドの巻取りおよび所定長へのカット、製品重量・寸法の検査などです。品質を維持するための温度調整や不良品検出、安全衛生対策が求められます。製品は自動車や建築、航空、風力発電などの複合材料の補強材として幅広く利用されます。作業は工場内での立ち作業やシフト制勤務が多く、高温環境での安全管理と注意力が必要です。
将来性
複合材料需要の拡大に伴い、ガラス繊維ロッド加工技術者の需要は安定的に継続が見込まれます。自動車や建設、風力発電などの分野での活用が増え、自動化技術や品質管理スキルを持つ作業者の市場価値はさらに高まるでしょう。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
ロッドオペレーター → シフトリーダー → 生産管理(ガラス繊維製造) → 品質管理 → 工場長
必須スキル
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 単純作業が多く、創造的思考はあまり要求されない。 |
| 計画・組織能力 | 作業手順が明確で、計画立案の機会は少ない。 |
関連職業
- ガラス製品製造工
- 繊維製品製造工