河川構造物設計技術者
かせんこうぞうぶつせっけいぎじゅつしゃ
業界・職種
分類
- 大分類 : 研究・技術の職業
- 中分類 : 建築・土木・測量技術者
- 小分類 : 土木設計技術者
概要
河川構造物の安全性と機能性を確保するため、堤防、護岸、水門などの設計・解析・計画を行う技術職。
詳細説明
河川構造物設計技術者は、堤防、護岸、樋門、水門などの河川構造物を対象に設計・解析業務を行う専門職です。水理学や構造力学、土質力学の知識を活用し、CADや構造解析ソフト、水理解析ソフトを用いて形状設計や強度評価を実施。関連法規や設計基準を遵守しながら、計画段階から詳細設計、関係者調整、現地踏査まで幅広く担当します。近年は環境配慮やBIM/CIMの導入、気候変動対策としての防災機能強化が求められています。
将来性
気候変動による洪水リスク増加やインフラ老朽化対策の需要が高まり、河川構造物設計技術者の需要は安定的に推移。また、BIM/CIMや環境配慮技術の導入で専門性の高い人材が求められる。
性格特性
協調性がある / 問題解決志向がある / 細部に注意を払うことができる / 論理的思考が得意 / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
ジュニア設計技術者 → 河川構造物設計技術者 → シニア設計技術者 → プロジェクトマネージャ → 部門マネージャ/技術部長
必須スキル
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 水理条件や荷重を正確に分析する能力が必須。 |
| 注意力・正確性 | 設計ミスが安全性に直結するため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 法規・技術基準の更新を継続的に学ぶ必要がある。 |
| 数理・定量分析力 | 複雑な構造・水理解析の計算に必須。 |
| 問題解決力 | 現場条件の変化に応じた設計調整が必要。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワークだが現地調査での外出がある。 |
関連資格
- RCCM（河川・砂防及び海岸・海洋部門）
- 一級土木施工管理技士
- 技術士（河川・砂防及び海岸・海洋部門）
別名
- 河川構造物エンジニア
- 河川構造設計技術者
関連職業
- 橋梁設計技術者
- 河川管理技術者
- 港湾設計技術者
- 道路構造物設計技術者