耐火被膜工(熱絶縁工事)
たいかひまくこう(ねつぜつえんこうじ)
業界・職種
分類
- 大分類 : 建設・土木・電気工事の職業
- 中分類 : 建設の職業(建設躯体工事の職業を除く)
- 小分類 : その他の建設の職業
概要
建築物やプラントの構造体に耐火被覆材や断熱材を施工し、火災時の耐火性能や熱絶縁性能を確保する専門工事職。
詳細説明
耐火被膜工(熱絶縁工事)は、鉄骨や配管などに耐火被覆材(セラミックファイバー、グラウト等)を塗布・被覆し、火災時に構造体の耐火性能を維持するほか、断熱材を施工して熱の移動を抑制する専門技術者です。施工図を読み取り、足場やゴンドラを用いて高さや狭所での作業を行いながら、材料の厚さや均一性を厳密に管理します。安全衛生教育を受け、アスベスト含有材の取り扱いにも注意を払い、チームと連携しながら工期内に品質を確保します。
将来性
建築物の省エネルギー基準強化や防火規制の厳格化により需要は安定。高付加価値な素材・工法への適応力を持つ技術者の価値が高まる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
見習い → 職人(耐火被膜工) → 班長 → 施工管理者 → 独立・開業
必須スキル
推奨スキル
CAD(施工図作成) / アスベスト作業主任者資格 / 安全衛生管理 / 英語基礎
適性(得意であることが望ましい)
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 施工手順に従う作業が多く独創性より正確性が重視されるため。 |
関連資格
- 建築塗装技能士
- 熱絶縁施工技能士
- 職長・安全衛生責任者教育
- 高所作業車運転技能講習
別名
- 熱絶縁工
- 耐火被覆工
- 防火被覆工
関連職業
- 塗装工
- 断熱工
- 設備施工管理技士
- 防水工