往復圧縮機運転工
おうふくあっしゅくきうんてんこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 配送・輸送・機械運転の職業
- 中分類 : 施設機械設備操作・建設機械運転の職業
- 小分類 : その他の施設機械設備操作・建設機械運転の職業
概要
往復圧縮機運転工は、プラント設備においてレシプロコンプレッサを操作・監視し、ガスや空気を所定の圧力まで圧縮する専門職です。日常点検や保守、異常時対応を通じて設備の安定稼働を維持します。
詳細説明
往復圧縮機運転工は、製鉄所、化学プラント、ガスプラントなどに設置された往復圧縮機(レシプロコンプレッサ)を操作し、所定の圧力条件でガスや空気を圧縮する職種です。運転前の点検、潤滑油の管理、圧力・温度の監視、バルブ調整、運転記録の作成などを行います。また、異常振動や異音発生時の原因分析と初期対応、安全基準に則った運転・停止手順の実施も担当します。定期メンテナンスや保全部門との連携による大規模点検のサポート、法定点検資料の作成・提出など幅広い業務に携わります。
将来性
プラントの自動化・IoT化が進展する中でも、運転設備の保守点検や異常対応には人手が必要であり、専門的な運転技術者の需要は安定しています。将来的には遠隔監視やAIによる予知保全技術の習得が求められる可能性があります。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
運転補助(見習い) → 往復圧縮機運転工 → 主任運転工 → 運転班長 → 設備保全技術者
必須スキル
バルブ調整 / レシプロコンプレッサ操作 / 圧力計・温度計の監視 / 潤滑管理 / 運転記録作成
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 微小な異常を見逃さない注意力が必須。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 主に定型作業が中心のため創造性は求められない。 |
関連資格
- 危険物取扱者乙種
- 高圧ガス製造保安責任者
別名
- レシプロコンプレッサ運転工
- 往復圧縮機オペレーター
関連職業
- タービン運転工
- ボイラー運転工
- ポンプ運転工
- 遠心圧縮機運転工