台車修理工（鉄道車両用）

業界・職種

分類

概要

鉄道車両の台車（車両の車輪台枠）の点検・分解・修理・組み立てを行い、安全走行を支える整備技術者。

詳細説明

台車修理工（鉄道車両用）は、鉄道車両の走行装置である台車を対象に、定期点検で発見した摩耗や亀裂のある部品を分解・修理・交換し、再組立てを行う専門職です。測定機器で寸法やクリアランスを確認し、必要に応じて溶接加工やすり合わせ、部品の再生加工を実施。クレーンやホイストを使って重量物を取り扱い、油圧・空圧機器の点検や潤滑作業を併せて行います。品質管理や安全手順の遵守が求められ、チームでの作業や報告・連携が不可欠です。

将来性

鉄道車両の安全・安定輸送を支える職種として安定した需要が続く一方、熟練工の減少により自動化やロボット導入、非破壊検査技術の活用が進むと予想される。

性格特性

丁寧で礼儀正しい / 協調性がある / 慎重である / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / チーム作業 / 屋内外作業 / 工場勤務

キャリアパス

見習い整備士 → 整備工 → リーダー → メンテナンススーパーバイザー → 設備管理者

必須スキル

クレーンホイスト操作 / 機械図面読解 / 測定検査技術 / 溶接技術 / 金属加工

推奨スキル

CAD基礎知識 / 油圧・空圧機器の知識 / 英語技術文書読解 / 非破壊検査

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
注意力・正確性	寸法やクリアランスの許容差を厳守する必要があるため。
体力・持続力	重量物の取扱いや立ち作業が多く体力が必要なため。

適性（苦手でも可）

項目	説明
創造性・アイデア発想力	主に定められた手順で作業を行うため。

キーワード

すり合わせブレーキ保守点検副梁枕梁溶接車輪軸受連結器