狂犬病予防員（保健所）
きょうけんびょうよぼういん
業界・職種
分類
- 大分類 : 医療・看護・保健の職業
- 中分類 : 医師、歯科医師、獣医師、薬剤師
- 小分類 : 獣医師
概要
保健所に所属する獣医師として、狂犬病の予防・監視活動を行う公衆衛生専門職。
詳細説明
狂犬病予防員（保健所）は、狂犬病予防法等に基づき、犬などの動物から人への伝染を防止する業務を担います。飼い犬の登録管理やワクチン接種状況の確認、発生疑い症例の検疫・検査、疫学調査、咬傷事故の対応、飼い主への指導・啓発を行い、必要に応じて行政措置や捕獲・搬出を指示します。地方自治体や保健所内外の関係機関と連携し、法令遵守のもとで公衆衛生の維持・向上を図ります。
将来性
国内では狂犬病発生が抑制されているが、海外からの侵入リスクや新興感染症に備えた専門家として一定の需要が継続すると予想される。
性格特性
冷静沈着である / 動物愛護精神がある / 細部に注意を払うことができる / 責任感が強い
労働スタイル
事務フィールドワーク両方 / 地方自治体公務員 / 定時勤務 / 緊急対応
キャリアパス
保健所獣医師（新人） → 主任獣医師 → 課長補佐（保健予防課） → 課長（保健予防課） → 保健所所長
必須スキル
公衆衛生学の基礎知識 / 動物取扱技術 / 動物関連法規 / 検体採取 / 疾病学
推奨スキル
リスクコミュニケーション / 危機管理 / 疫学調査 / 統計分析 / 英語文献読解
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 記録や検査でミスは許されないため。 |
| コミュニケーション力 | 市民への正確な情報提供や関係機関との調整で重要。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 法令や手順に基づき業務を行うため。 |
| 数理・定量分析力 | 高度な統計解析業務は少ないため。 |
関連資格
- 獣医師免許
別名
- 保健所獣医師
- 狂犬病防疫員
関連職業
- 保健所職員
- 公衆衛生獣医師
- 動物愛護センター職員
- 獣医師