水晶発振子組立工
すいしょうはっしんしくみたてこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 機械組立工
- 小分類 : 電子機器部品組立工
概要
水晶発振子を電子機器部品として組み立て、調整・検査を行う製造職。
詳細説明
水晶発振子組立工は、クォーツクリスタルや基板を専用治具で固定し、はんだ付けや接着剤によるマウントを行う。顕微鏡下でトリミングや周波数測定器を使った調整、外観・通電検査を通して規格に合致する製品を仕上げる。作業はクリーンルーム環境で行い、ESD対策や品質管理手順を遵守する。定型化された手順に従いながらも、微細調整や異常検知に熟練した技術が求められる。
将来性
IoT機器や通信機器の普及に伴い水晶発振子の需要は安定しているものの、自動化の進展により単純作業は減少傾向。高精度製品や小ロット対応には熟練者の手作業が必要とされ、専門技能者のニーズは継続すると予想される。
性格特性
几帳面である / 忍耐力がある / 手先が器用で細かい作業が得意 / 責任感が強い / 集中力が高い
労働スタイル
キャリアパス
組立オペレーター → リーダー／サブリーダー → 品質管理担当 → 生産ライン監督 → 製造技術エンジニア
必須スキル
推奨スキル
JIS規格理解 / 品質管理 / 計測機器メンテナンス / 電子部品知識
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 精密部品の組立・調整で高い注意力が必要。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 作業は手順書に従うため、高度な分析思考は必要ない。 |
| 創造性・アイデア発想力 | 作業手順が定型化されており、創造性はそれほど要求されない。 |
| 数理・定量分析力 | 数値処理は測定値の読み取り程度で高度な分析は不要。 |
| 計画・組織能力 | 作業手順が標準化されており、自主的な計画能力はあまり必要ない。 |
関連資格
- はんだ付け技能検定
- 電子機器組立技能検定
別名
- クォーツ発振子組立工
- クリスタルオシレーター組立工
関連職業
- 半導体製造オペレーター
- 電子基板実装工
- 電子機器部品検査工