印刷彫刻工（腐しょく彫刻）
いんさつちょうこくこう（ふしょくちょうこく）
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品）
- 小分類 : その他の製品製造・加工処理工（金属製品）
概要
化学的腐食や機械的彫刻によって金属製の印刷版を製造し、印刷の原版を作成する職種。
詳細説明
印刷彫刻工（腐食彫刻）は、アルミや亜鉛などの金属版に感光剤を塗布し、露光・現像して硬化・未露光部を露出させた後、酸などの化学薬品で腐食加工を行い、印刷版を製造する専門職です。平版印刷（オフセット印刷）やグラビア印刷向けの版制作を担い、細かな線画やハーフトーンの再現性を確保するために、腐食時間や薬液濃度、機械設定を厳密に制御します。また、関連する自動化機器の操作や品質検査、版面の補修・修正にも携わります。
将来性
デジタル印刷技術の普及により伝統的な腐食彫刻の需要は減少傾向にあるが、高精細・大部数印刷や特殊印刷分野では依然として専門技術が求められる。自動化・デジタル化への適応が今後の鍵となる。
性格特性
機械操作が得意 / 細部へのこだわりがある / 集中力が高い
労働スタイル
キャリアパス
製版オペレーター → プリプレス部門リーダー → 印刷工場管理者 → 印刷技術コンサルタント
必須スキル
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
適性（苦手でも可）
関連資格
- 印刷技能士（2級）
- 印刷技能士（3級）
別名
- エッチング彫刻工
- 印刷版エッチング工
- 腐食版彫刻工
関連職業
- グラビア版工
- 活版印刷工
- 製版オペレーター
- 金属加工工