可塑物彫刻工
かそくぶつちょうこくこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工(金属製品・食料品等を除く)
- 小分類 : プラスチック製品製造工
概要
プラスチックなどの可塑物を手工具や機械加工で彫刻・造形し、装飾品やプロトタイプ部品を制作する製造職。
詳細説明
可塑物彫刻工は、プラスチックや樹脂製品の原材料に対し、設計図や見本をもとに彫刻や削り出しを行い、造形物や装飾部品を制作する職種です。主な作業工程は、材料の固定や下準備、粗彫り、細部の彫刻、研磨・仕上げ、場合によっては塗装や表面処理までを含みます。手工具(彫刻刀、ヤスリ、ドリルなど)と数値制御工作機械を組み合わせ、高精度かつ美しい形状を実現します。製品は工業部品や美術工芸品、模型、プロトタイプなど多岐にわたり、精密な作業とデザインセンスが求められます。また、材料特性に応じた加工方法や刃物選定の知識と、作業計画に基づく段取り力が重要です。
将来性
大量生産の自動化により需要は減少傾向にあるが、オーダーメイドや美術・工芸分野では高い専門性が評価される。
性格特性
几帳面である / 美的感覚に優れている / 集中力が高い
労働スタイル
キャリアパス
工場内職人 → 技術指導者 → 品質管理者 → 独立開業
必須スキル
推奨スキル
3Dモデリングソフト / デザインセンス / 機械加工知識
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 微細な彫刻作業で高い精度が必要。 |
| 創造性・アイデア発想力 | 造形デザインや表現力が求められるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| コミュニケーション力 | 作業は個人で黙々と行うことが多い。 |
| 数理・定量分析力 | 数値計算よりも感覚的な作業が中心。 |
| 協調性・チームワーク | 単独作業が中心でチームでの協働は少ない。 |
関連資格
- プラスチック成形技能士
- 職業訓練指導員
別名
- プラスチック彫刻工
- 樹脂彫刻工
関連職業
- プラスチック成形工
- 樹脂加工工
- 金属彫刻工