血漿（しょう）係（医薬品製造）

業界・職種

分類

概要

血漿を分画・精製し、医薬品原料を製造する技術職。品質管理や無菌操作、安全管理が求められる。

詳細説明

血漿係（しょうがかり）は、血液から分離した血漿を用いて医薬品の原料であるプラズマ分画製剤を製造する職種です。原料の受入れから分画工程、濃縮、精製、ウイルス不活化、調製までの各工程を担当し、GMP（適正製造基準）に基づく手順書に沿って無菌操作や品質試験を行います。クリーンルーム環境での作業が中心で、設備の操作・点検、記録管理、安全衛生の徹底が求められます。

将来性

高齢化社会に伴う血漿製剤需要の増加により安定した需要が見込まれる。自動化技術やバイオ技術の進展で高度な技能習得が求められる。

性格特性

慎重である / 責任感が強い / 集中力が高い

労働スタイル

クリーンルーム勤務 / シフト / 工場勤務

キャリアパス

製造オペレーター → シニアオペレーター → ラインリーダー → 製造管理者 → 品質保証担当

必須スキル

GMP / 分画精製工程管理 / 無菌操作 / 生化学

推奨スキル

HACCP知識 / バリデーション知識 / ラボ機器メンテナンス / 英語文献読解

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
注意力・正確性	微細な異物混入や手順逸脱が製品の安全性に直結するため。
専門知識習得・学習意欲	新規製剤技術や規制更新に対応する学習意欲と習得力が必要なため。
問題解決力	装置トラブルや品質異常発生時に迅速な原因究明が求められるため。

適性（苦手でも可）

項目	説明
創造性・アイデア発想力	作業手順が定められており独自の発想より遵守が重視されるため。

別名

プラズマオペレーター
血漿製造オペレーター

キーワード

クリーンルームフィルトレーション分画操作品質試験遠心分離