植物防疫員(山林)

しょくぶつぼうえきいん(さんりん)

業界・職種

農林水産・環境

分類

概要

山林における樹木や野生植物の病害虫を調査・監視し、防除対策や検疫措置を行う専門職。

詳細説明

植物防疫員(山林)は、都道府県の林務部門に所属し、山林に生育する樹木や野草などの植物について、病害虫の発生状況を定期的に調査・監視します。顕微鏡観察や標本作製により原因を特定し、化学的・生物的・物理的防除などの対策を計画・実施。関係機関と連携して外来種の侵入防止や検疫措置を講じ、巡回検査や報告書作成、地域住民や林業者への啓発活動も担当します。

将来性

気候変動やグローバル化により新種の病害虫リスクが増大しており、山林植物防疫の専門家の需要は高まる見込み。ドローンやリモートセンシング等の新技術の導入が進む。

性格特性

好奇心や探究心がある / 慎重で注意深い / 自然環境に対する関心がある / 責任感が強い

労働スタイル

地方公共団体勤務 / 屋外フィールドワーク / 時間外対応 / 現場試験

キャリアパス

ジュニア防疫員 → シニア防疫員 → 主任防疫員 → 林務部門管理職 → 研究機関技術員

必須スキル

GIS・地図読解 / 報告書作成 / 標本採集 / 病害虫識別 / 顕微鏡検査技術

推奨スキル

GIS解析 / 化学的防除 / 森林生態学 / 英語論文読解

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
分析・論理的思考力 病害虫の発生原因を分析するために論理的思考が必要。
注意力・正確性 微細な病斑や虫の特徴を見落とさない注意力が求められる。
専門知識習得・学習意欲 新種の病害虫や対策技術を継続的に学ぶ必要がある。
体力・持続力 山林での調査で体力と持続力が必要。
問題解決力 未知の病害発生時に迅速に対策を講じる能力が重要。

適性(苦手でも可)

項目 説明
数理・定量分析力 統計的データ処理は専用ソフトにより行われることが多い。

別名

  • 森林植物防疫員

関連職業

  • 林業技術者
  • 森林監理員
  • 植物防疫員(農場)
  • 検疫官

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