植物防疫官
しょくぶつぼうえきかん
業界・職種
分類
概要
植物防疫官は、国内外から侵入する植物病害虫の発見・防除、植物検疫を通じて農林水産物の安全を確保する公務員。
詳細説明
植物防疫官は、農林水産省や都道府県の職員として、植物検疫法に基づき検査・監視業務を担当します。輸入される植物や土壌、梱包材などを顕微鏡や試験法で調査し、病害虫の有無を確認。国内移動や輸出入の際に許可・規制を行い、必要に応じて防除措置を実施します。さらに、病害虫の発生予測や防除技術の研究、疫学調査を行い、農業現場への指導・普及活動を通じて食料安全保障に寄与します。
将来性
国際貿易やバイオセキュリティの重要性が高まり、防疫体制強化のため需要は安定的に推移。気候変動に伴う新興病害虫への対応が今後の課題。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
植物防疫技術員(補助) → 植物防疫官(自治体職員) → 主任植物防疫官 → 課長補佐 → 課長 → 研究機関研究員
必須スキル
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 検査データや病徴情報を論理的に分析する必要がある。 |
| 注意力・正確性 | 小さな病徴や害虫を見落とさない精密さが必須。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新たな病害虫や防除技術の知識習得が不可欠。 |
| 計画・組織能力 | 定期的な調査や検疫スケジュールを立てる必要がある。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 既存のガイドラインに基づいた作業が多い。 |
関連職業
- 植物防疫技術者
- 検疫官
- 農林技術者