写真焼付工
しゃしんやきつけこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 生産関連の職業(塗装・製図を含む)
- 小分類 : その他の生産関連の職業
概要
ネガフィルムやデジタルデータを印画紙に露光し、化学処理で画像を定着させる職業。暗室作業で薬品や光量を管理し、高品質な写真プリントを作成する。
詳細説明
写真焼付工は、ネガフィルムやデジタルデータから印画紙に写真を焼き付ける専門職です。暗室または専用ブースで露光装置を操作し、適切な光量や露光時間を設定。カラー現像ではC-41プロセス、モノクロ現像では定着薬品の濃度管理など、化学処理を通じて画像を定着させます。露光後は現像、停止、定着、洗浄、乾燥の工程を経て仕上がりを検査。色調補正やコントラスト調整を行い、トリミングやラミネートなど後加工を手掛けることもあります。
将来性
デジタル化の進展により伝統的な銀塩写真の需要は減少傾向にある一方、アート写真や高品質印刷を求めるニッチ市場は残ります。デジタルプリント技術や自動化の導入が進み、アナログとデジタル両方のスキルを持つ人材の需要が高まる見込みです。
性格特性
几帳面である / 美的感覚に優れている / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
フォトラボ技術者 → シニア写真焼付工 → ラボチーフ → フォトプロダクションマネージャー
必須スキル
印画紙管理 / 暗室機材操作 / 現像定着処理 / 画像編集(露光調整) / 色彩補正
推奨スキル
デジタル印刷機操作 / 品質管理 / 画像編集ソフト(Photoshop等) / 色彩理論
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 微細な色むらや露光ムラを見逃さない注意力が必要。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主に立ち作業だが重労働は少ない。 |
関連職業
- DTPオペレーター
- 写真現像工
- 印刷機オペレーター